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最初の学級通信 「なんきち号」No.1

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            ――  直美さん・なんきち号 ――


合宿研に参加された学生の直美さんは、遠慮がちに私のレポートに対して、

「あー、私もはやく現場に出たい。」

「こどもとうんとお話したい。」

「こんな可愛い子どもは抱きしめてあげたい。」

「きっとこの子は、瞳が大きくてキラキラしている子でしょうね。」

「活発なお子さんでしょうね、この詩の作者。」

「私も早く先生になって、文集が出したい。名前は『なんきち号』ってもう決めてます。」

十六・七年も前の貴女の言葉です。

今でも私の心の中にあります。

「学級で、こんな事して、みんなで楽しんだんですよ。で、こんな日記ができたんです。」

「なんきち号できたんですよ。読んで下さい。」

「この頃、少し疲れすぎて、机でねむってしまってたんです。でも子ども達、そーっとしてくれて、やさしいですよ、私のクラスの子ども達・・・」

現場に出られた貴女は、やさしさと暖かさで子ども達を育みました。

直美さん・なんきち号、とても新鮮でした。

貴女の回りには、さわやかな風がありました。

 
                                  ( 先輩小学校教諭の寄稿 )
by chilinh | 2007-10-09 09:15 | 直美先生
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